頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

無粋(上)

【飲む】 飲むほうは得意である。 あ、いや、得意であった。 最近は飲む回数も減ったのだ。 以前は、週に何回か飲みに行っていた。 が、最近は年に数回しか参加していない。 たまに参加する飲みごとも、前は「朝までやるぞー!」と勇ましく吠えながら、酔い…

歯医者その後(下)

しばらくして先生の手が止まり、ぼくの口元から離れていった。 看護婦さんが来て、「起こします」と言った。 起きるなりぼくは、看護婦さんが「うがいして下さい」という前に、口の中にたまっていた麻酔液を吐き出した。 そして、その後何度もうがいをした。…

歯医者その後(中)

そこで我慢が始まった。 待っていれば、看護婦さんがイスを起こして、「うがいして下さい」と言うだろう。 しかし、そういう時に限って、時間というものは長く感じるものである。 実際、その待ち時間は2,3分くらいのものだった。 にもかかわらず、ぼくには…

歯医者その後(上)

11月末から歯医者に行っているが、先日、最初に取りかかっていた奥歯3本の治療が終わった。 すでに12月末に2本の治療が終わっているから、合計5本の治療が終わったことになる。 今日現在までに歯医者に行った回数は15回だから、一本につき治療は3…

上京前夜(20)

ちなみに、Y運送のバイト仲間のうち、二人はもうこの世にいない。 一人はKさんだが、もう一人はWさんという方である。 WさんはKさんの友人だった。 この方はKさんよりも早く亡くなっている。 死因は白血病だった。 一方の女性陣だが、Uさんは結婚して…

上京前夜(19)

その年の9月のことだった。 ぼくは8月中旬に一端長崎屋を辞め、その時期は博多の出版社で働いていた。 仕事から戻ると、母が「さっきUさんという人から電話があったよ」と言う。 「何の用やった?」 「さあ?何も言わんかったけど、急いどるみたいやった…

上京前夜(18)

さて、アルバイトが終わった後も、成人の日まで、ぼくはKさんと頻繁に会っていた。 それ以降はというと、Kさんも卒業や就職の関係で、あまり動きが取れなくなったのか、会うことがなくなった。 成人の日から数日して、Kさんから「赴任先が広島に決まった…

上京前夜(17)

その理由とは、Kさんのことである。 とりあえずKさんとの関係を整理しておくが、彼は当時Y大学の学生だった。 男気が強く、頼まれたら「任しとけ」という、まさに九州男児タイプの人だった。 そういう人とぼくのようなひねくれた男が、なぜウマがあったの…

上京前夜(16)

打ち上げが終わり、その数日後にバイトは解散になった。 ぼくはこのバイトで、仕事の難しさよりも、人付き合いの難しさを知った。 たったひと月半だったが、その短い期間にいろいろな事件があった。 何気ない言葉で袋だたきに遭わされそうになったり、はっき…

上京前夜(15)

○日、仕事が終わってから、ぼくたちは打ち上げ会場に集合した。 Kさんはぼくをダシに、Oさんと話している。 「こいつから『Oさんとつき合いたい。Kさん、どうにかならんかねえ』と相談受けたんよ。おれは『年上やけやめとけ』と言うたんやけどね。ちょう…

西日本新聞夕刊を読んで

【北九州市議選告示】 今日、北九州市議選が告示された。 投票日は今月の30日である。 その日ぼくは仕事なので、次の休みにでも期日前投票に行ってこようと思っている。 ぼくの住む八幡西区は定員数15名に対し20名が立候補している。 が、ぼくは誰も知…

上京前夜(14)

この時、ぼくはあることに気がついた。 ぼくに「好きな人はおるか?」と聞いて以来、それまでまったく出なかったOさんの名前が出るようになったのだ。 もちろん、Kさんは勝手にぼくがOさんのことを好きと思っていたのだから、それも有りだと思っていた。 …

上京前夜(13)

告白の翌日、予想通りKさんはぼくに「昨日、どうやったか?」と聞いてきた。 ぼくは平然とした顔をして、「ふられたよ」と言った。 「ふられたか…。何と言ってふられたんか?」 「友だちならいいよと」 「そうか、友だちならいいよか。ハハハ」 「笑い事じ…

伯父の法事

今日は伯父の法事だった。 朝早くから寺に集まり、寒い中法要が行われた。 真言宗なので、うちの宗旨である浄土真宗とはお経も違う。 そのせいか、時間が長く感じた。 今日のぼくの出で立ちは、礼服だった。 内輪だけやる法事だったので、最初はラフな格好で…

上京前夜(12)

こうなれば善は急げだ。 さそっく行動に移した。 ぼくたちの距離は300メートルほど離れていた。 そこでダッシュで追いかけた。 その間、何と言おうかと考えていた。 が、何も思いつかなかい。 「こうなりゃ出たとこ勝負だ」と思った。 そして、Oさんに追…

上京前夜(11)

もうすぐクリスマスというある日。 バイトが終わり、家に帰ろうとした時だった。 Kさんから呼び止められた。 「おい、いいかげんにOさんとカタを付けれ。このままでいいんか?」 「…うん」と、ぼくは気のない返事をした。 実は、ぼくはまだX子のことを悔…

上京前夜(10)

前にも書いたが、ぼくはOさんのことを好きだったわけではない。 ただ、Kさんから「この会社の中では誰がいいか?」と聞かれたので、Oさんの名前をあげただけの話である。 実は、その頃ぼくには、気になっている女性がいたのだ。 それは井筒屋に実習にきて…

儲かってるんだ

今朝、ネットで銀行の残高を見てみると、えらく減っていっているのに気がついた。 銀行の引き落としが年末に集中してあったのはわかっている。 が、予定よりも5万円近くも多く減っているのだ。 「何をこんなに遣ったんだろう」と思い、いろいろと調べてみた…

上京前夜(9)

その運送会社にはかなりの数のアルバイトがいたが、その中で特に仲が良かったバイト仲間が5人いた。 もちろん上記のKさんも入っていた。 この5人とはよく飲みに行ったものだった。 仕事が終わると、街に繰り出す。 店が閉店になっても飲み足らず、Kさん…

震度2

午後2時過ぎだった。 ぼくが荷出しをしていると、突然「ズン!」という鈍い音がして、腹を突き上げられるような衝撃が走った。 ぼくの脳裏にひとつの言葉が浮かんだ。 『地震』 すぐさまぼくは、近くいたパートさんを捕まえて、「ねえ、今、地震があったや…

物憂い

筑前鎮国寺の緋寒桜。

三社参り完了

今日、宗像大社に初詣に行った。 かなり寒かったが、時折晴れ間も出たりして、まずまずの天候だった。 宗像大社に行く時は、いつも城山越えをして宗像に入るのだが、今日は冬の海を見たいこともあって、海岸線を走っていった。 凪であれば浜でも歩こうかと思…

上京前夜(8)

さて、積荷が終わり、ぼくたちは井筒屋に移動した。 そこでの仕事は、店から運ばれてきた多くのお歳暮を、地区別に仕分けすることだった。 各地区に番号が振られていて、それをベルトコンベアから流れてくるお歳暮ひとつひとつに書き込んでいく。 それが大変…

上京前夜(7)

数日後、運送会社でのアルバイトが始まった。 初日、会社に着くと、ぼくはさっそく面接をした人(常務)のところに挨拶に行った。 「おはようございます」 「ああ、おはよう」 「よろしくお願いします」 「うん。ところで、この間のよくしゃべる人は、家庭の…

乾燥肌

いつの頃からだったろうか。 冬場になると、乾燥肌に悩むようになった。 とにかく痒い。 痒いから掻く。 掻くとそこにブツブツのようなものが出来る。 それがまた痒い。 さらに掻く。 するとそこが傷になる。 血が出る。 かさぶたが出来る。 そしてアザにな…

上京前夜(6)

一方の友人は、ぼくと同じ質問に対して、「私はいろいろと都合がありまして、いつかと聞かれても困るんですが、今やっていることが終わり次第、参加させてもらおうと思っています」と答えていた。 彼は高校時代、そうしゃべる方でもなかったし、こんな回りく…

上京前夜(5)

工事は1週間ほどかかった。 工事の最後の日、おっさんは母に向かって、「いやー、大変な工事でしたよ」と言った。 母が「息子は役に立たなかったでしょ?」と言うと、おっさんは「ぼっちゃんもそこそこやってくれましたよ。まあ、ほとんど私一人でやったよ…

上京前夜(4)

翌日、予定通り工事は始まった。 母は仕事のため、ぼく一人で応対しなければならなかった。 ガス屋のおっさんは言った。 「じゃあ、ぼちぼち取りかかりますね。用がある時は呼びますから、それまでぼっちゃんは好きなことやっていていいですよ」 ぼくはそれ…

上京前夜(3)

さっそく母はガス屋に電話した。 そして翌日、ガス屋のおっさんがやってきた。 何でもこのおっさんが工事をするというのだ。 最初にその話をした時に話だけで終わっていた見積りをやり、あらかたの金額が出た。 金額を聞くと、何とかぼくのバイト料でまかな…

食い違い

今日から仕事だった。 朝、会社に行くと、ある人と新年の挨拶を交わした。 その時の会話である。 ある人「おめでとうございます」 しんた「おめでとうございます」 ある人「今年もよろしくお願いします」 しんた「こちらこそ、よろしくお願いします」 ある人…