2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧
2年の頃から、ぼくはぼちぼちオリジナル曲を作るようになった。 だが、弾き語りでやる歌は、相変わらず拓郎ものだった。 オリジナル曲は、まだまだ人に聴かせられるような内容ではなかったし、またオリジナルを聴かせる度胸もなかったのだ。 その年の文化祭…
ある程度ギターが弾けるようになってから、ぼくは初めて学校にギターを持っていった。 そして、弾き語りできる歌だけを歌った。 だが、下手くそだったから、誰も見向きもしてくれなかった。 いや、たった一人だけいちおう聞いてくれた人がいた。 その一人と…
拓郎の歌を歌っていくうちに、だんだん物足りなさを感じてきた。 ただ歌うでは面白くなくなってきたのだ。 やはり、拓郎をやるなら、ギターは必須である。 ギターがあってこそ拓郎の歌は生きてくる。 また、ギターがあれば、以前からの夢であったオリジナル…
ぼくはレコードを買ったり借りたりして拓郎の歌を聴き、そして覚えていった。 覚えては、教室でその歌を歌う毎日を繰り返した。 ぼくがあまり拓郎の歌ばかり歌うので、『月夜待』の君も拓郎に関心を寄せたらしく、ある時ぼくに「わたし、昨日拓郎のレコード…
デビューの曲目を決めた日、ぼくは例のごとく押し入れにこもって、その歌を練習をした。 そして次の朝、教室に入るなり、その歌手を真似て、いやらしくその歌を歌った。 みんなの視線がぼくに集まった。 「誰、あの人?」 「H中出身の、しんたという人らし…
とはいえ、すぐに歌を歌ったのではなかった。 ぼくは、どちらかというと人見知りする質なので、すぐにその場にとけ込むことが出来ない。 そのために、入学後すぐにあった歓迎遠足で、歌本を用意していたのにもかかわらず、歌うことをためらった。 歌を歌うと…
高校受験の日、同じ試験会場には何と『初恋』の君がいた。 同じクラスなのに、彼女がどの高校を受けるのかを、ぼくはまったく知らなかった。 『赤色エレジー』以来、ぼくの中にわだかまりが出来てしまって、彼女を前にすると口を開けなくなったのだ。 「どの…
『赤色エレジー』は裏声で歌う歌なので、その練習さえしておけば、多少の歌唱力不足はカバーできる。 また、当時の大ヒット曲だったので、話題性は充分である。 ぼくは、歌う曲目を決めてから遠足前日までの毎日を、裏声の練習で過ごしたのだった。 さて、遠…
結局、Hの歌が終わると、歌はもうどうでもよくなったようで、バスの中は急に騒がしくなった。 いちおう順番で歌ってはいたが、誰も聞いてなかった。 ぼくは最後の方で歌ったのだが、自分で何を歌っているのかわからないほど、騒ぎ声が大きかった。 というこ…
中学のある時期まで、ぼくは歌にまったく興味がなかった。 それに加えて、人前で歌うのが大嫌いだったのだ。 仮に歌うことがあっても、うまく歌おうとか、感情を込めて歌おうとかいう意識はまったくなく、ただいいかげんに声を出しているだけだった。 例えば…
以前はそんなことをやらなかったが、日記のメインをブログにしてから、写真や号外を除いては、毎日23時59分59秒を更新時間に定めている。 日記ということなので、その日の最終時間を更新時間にしたわけである。 たとえそれが翌朝になろうが、翌夕にな…
1週間ほど前から、周りの人に「しんちゃん、痩せたねえ」と言われるようになった。 そういう自覚はなかったのだが、そう言われると、常に肥満気味を気にしているぼくとしては、嬉しい。 「そうかねえ?」 「顔がほっそりとしてきたよ」 「そういえば、最近…
夏のどこがいいのかというと、やはり何と言っても、裸でいれることである。 ぼくは夏になると、家ではほとんどパンツ一枚で過ごしている。 小さい頃から、夏はずっとこうである。 当時はエアコンなんてなかったので、こうするしか涼をとる方法がなかった。 …
一昨日、今年初めてツクツクボウシの鳴く声を聞いた。 昨夜、今年初めてコオロギの鳴き声を聞いた。 今朝、吹く風の冷たさに目を覚ました。 そろそろ夏も終わりに近づいている。 48回目の夏も満足のいく夏ではなかった。 毎年こうである。 いつも何かをや…
昨日、埃まみれの録音機材の中にいたせいで、ダニにかまれたようだ。 太ももに二ヶ所、お尻に同じく二ヶ所のダニ痕を見つけたのだ。 最初は何と言うこともなかったのだが、気がつくと痒くなっていた。 蚊の痒さと違って、ダニの痒さはしつこい。 家ではエア…
12日の日記にも書いているが、『吹く風』というのは、ぼくのオリジナルである『影枕』という曲の歌詞から採っている。 その日記を見た人から、「そのことは前にも書いていたからわかるんだが、いったい『影枕』というのはどんな曲なんだ?」と聞かれた。 …
一昨日、嫁ブーの実家に行った。 お盆と姪の誕生日を兼ねて、パーティをやるというので招待されたのだ。 その日はぼくも嫁ブーも仕事だったので、遅れての参加になった。 ぼくたちが着いた9時頃には、すでにパーティは終わっており、参加した嫁ブー一族は、…
風は西から吹いていた。 ということで、西の空を見てみると、ちょうど山頂と同じ高さのところに、黒い雲団があった。 それが雲を送りつけてきていたのだ。 その雲が山頂を覆う。 雲に覆われるということは、つまりは雲の中にいるということである。 というこ…
昨夜、『皿倉山灯籠まつり』に行ってきた。 昨年も一昨年も行っているので、我が家では、ほとんど夏の恒例行事になった感がある。 いったいどういう祭りなのかというと、ケーブルカーの山上駅から山の上ホテルまでの数百メートルの並木道沿いに、ただ数百個…
嫁ブーの実家にいるのだが、退屈である。
風にのって ぼくが若い頃、ぼくも含めてであるが、わりと多くの人が「風」という言葉を口にしたり文字にしたりしていたようだ。 どういうことかというと、例えば詩や歌詞などに、「風」という言葉を用いているものが多かったたということだ。 どうしてそうい…
昨日の記事について、携帯で見ている人からクレームがついた。 「『筋向かいの人たち』が携帯で見れん」である。 ということで、急遽携帯向けの『筋向かいの人たち』を作ることにしました。 携帯で見ている方、もう少しお待ち下さいませ。
現在メインにしているホームページのタイトルは『頑張る40代!』だが、40代と断っている以上、当然50歳になったらやめなければならない。 そこで次のタイトルが必要になってくる。 以前もそのことを書いたが、ここにきてようやくその答が出た。 そのタ…
昼食時、化粧品売場の子といっしょになった。 食事中、その子が突然、 「しんたさん、同窓会とかありますか?」と聞いてきた。 「今はあまりせんけど、ちょっと前まで毎月やっとったよ。それがどうしたと?」 「今度ですねえ、中学の同窓会があるんですよ。…
【1】 昨日は朝からウキウキしていた。 なぜなら、翌日(つまり今日)は休みで、しかも午前中どこにも行く用事がないため、ゆっくり寝られるからだ。 歯医者に通っていた先週までは、朝10時過ぎに家を出なければならず、そのためにゆっくりは寝ることが出…
【1】 仕事の時、ぼくの車はいつも店の裏手に置いている。 その場所は街灯が当たらないので、夜はいつも暗い。 まあ、別に暗いからといって、どうということはないのだが、昨日はちょっと違った。 店を出て、ちょうど裏手にさしかかった時に、一通のメール…
午前中、男性のお年寄りが扇風機を買いに来た。 「これですか、チラシに入ってたのは」 「はい」 「じゃあ、これ下さい」 そう言って、お年寄りはその扇風機を買って帰った。 午後のことだった。 再びそのお年寄りが現れた。 「すいません、先ほど扇風機を買…
とにかく暑い!
二、三日前から腰に軽い痛みがあった。 まあ、いつものことなので特に気にすることもなく、そのために何の処置もしていなかった。 普通なら、何日かこの状態が続いて、そのうち治まるのだが、今回は違った。 今日になって、気になるぐらいの痛みに変わったの…
その回数57回、期間にして10ヶ月、その費用およそ16万円。 上の数字は何かというと、歯医者にかかった時間と費用である。 そう、今日ようやく歯医者通いが終わったのだ。 今日の治療が終わった時、先生は何も言わずに、いつものように「お大事に」と言…