2024年02月

サクランボの茎を口で結べる人は
キスがうまいんだと友人から聞き、
喫茶店に行っては、好きでもない
クリームソーダを何杯もお代りし
必死に練習をしていたことがある。

そのせいで舌や顎などを痛めたり
色んな苦労をしたのだが、何とか
結べるようになった。ただそれで
キスがうまくなったのかどうかは
判らない。言われたことないしね。

ところで口で結ぶ時、舌と同時に
歯を使ってもよかったんだろうか。
キスがうまいと言われない理由は
もしかしたら歯を駆使して懸命に
結んでいたからかもしれないなあ。
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 作曲を始めて、最初に落ちてきた曲が、『春一番』という曲だった。言葉の方は適当で、古語辞典にある言葉や、言い回しを組み込んでみた。


春一番

うん、もう春だもの
春一番、ほらもう冬を忘れてる

風の光に白い山が笑うとき
誰かがささやく、長くなったね髪も
うん、もう春だもの
春一番、ほらもう冬を忘れてる

温かい風に川の水も温むとき
誰かがささやく、変わったね声も
うん、もう春だもの
春一番、ほらもう冬を忘れてる

春風がまわりの冬を追い払うとき
誰かがささやく、どこに行くの冬は
あなたのいないところに
春一番、ほらもう冬を忘れてる




 ちなみに、この歌が出来たのは1975年3月上旬だった。キャンディーズの『春一番』が入っていたアルバムの発売が、1975年の4月だったから、こちらのが少し早かったわけだ。
 ま、自慢にも何にもならないことなんですけどね。
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新谷 雅先(しんたに まさき)
昭和32年に福岡県で生まれた男子です。今も同じ場所に住み、詩風エッセイを中心に書いています。
好きな言葉:「ゼロから数字を生んでやらう(高村光太郎)」

趣味:作詞、作曲、弾き語りです。
影響を受けた人:一遍、盤珪、高村光太郎、中原中也、ボブ・ディラン、吉田拓郎
影響を受けた本:「老子」「臨済録」「日本霊異記」「徒然草」「延命十句観音経霊験記」「あしたのジョー」「人間交差点」「シュマリ」
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