波に乗る風 涼やかに
ああ映し出す 月影
夢のような 時は過ぎ
短すぎる 夏の夜

君は一人 浜に立ち
波寄際に うるわしく
ああ風の音 波の音
短すぎる 夏の夜

 そして君は ぼくを呼ぶ
 貝殻片手に ぼくを呼ぶ
 そっとこの手を 握りしめ
 肩に頬を すり寄せて

 夢のような 夏の夜
 椰子鳴る音も さわやかに
 そっと見守る 月も笑い
 二人の足跡 映し出す

星の光 涼やかに
ああ夜に舞う 妖精
か細いその手 鮮やかに
短すぎる 夏の夜