カテゴリ: 人生

ぼくにはね、何ヶ月か前から
足底何とかという炎症があってね
歩き始めが少し痛いんだよ。
だからゆっくり歩いてほしいんだな、
ベイビー

だけどゆっくり歩くことはいいことだよ。
新幹線だと見えない風景が
普通電車だと見えるように
物事がはっきりと見えるようになるんだよ、
ベイビー

だからね、悪いことは言わないから
ここはゆっくり歩くんだ。
ぼくが足の痛みをかばうように
ゆっくりゆっくり歩くんだよ、
ベイビー

そうこうしているうちに
ぼくの足底何とかの痛みも
きっとなくなっているはずだから
今はゆっくりと歩いてほしいんだな、
ベイビー



今はゆっくりと、ブギ
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ぼくらはドラムのセットを抱え、
田んぼのあぜ道を歩いていた。
空には一片の雲もなく、
午後の日差しが頭をめがけ、
容赦無しに降り注ぐ。

ジージーワシワシ樹木の蝉と、
ギーギーギッチョン草むらの虫が、
だらしい暑さのリズムを刻む。
ドラムを持つ手はふさがって、
顔の汗さえぬぐえない。

風がないから汗は乾かず、
ポタリポタリとしたたり落ちる。
気がつきゃ汗はスティックよろしく、
スネアの腹を叩いてる。
ツマランタタンと叩いてる。

卒業後の進路のこととか、
それを踏まえた勉強だとか、
そんなものには関心もなく、
ぼくらはだらしくツマランタタンと、
田んぼの中を歩いていた。



最後の夏休み.png
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百回の苦しみは
百倍の優しさに変わる

百回の痛みは
百倍の喜びに変わる

百回の憎しみは
百倍の愛に変わる

百回の悲しみは
百倍の創造に変わる

百回の失敗は
百倍の成功に変わる

百回の行動は
百倍の財産に変わる

百回の想像は
百倍の現実に変わる

百回の大丈夫は
百倍の勇気に変わる

百回の感謝は
百倍の幸福に変わる

百回の嫌な思いは
百倍のいい思い出に変わる


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九を超えられないんだ
十に辿り着かないんだ

生まれてこの方
絶えず数を数えている
一から九までいっては
また一に戻っていく
一から九までいっては
また一を数えている

ずっと同じ繰り返しだ
いつもと同じ光景だ
何度やってみても
九から先には進めない
どんなに頑張ってみても
十の世界に届かない

だからぼくはいつも
一に戻ってやり直す
これが良いことなのか
実は無駄なことなのか
十を知らないぼくには
まったくもってわからない

九を超えられないんだ
十に辿り着かないんだ


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「二つ目の角を曲がると急な坂がある。
確かにそれは近道だ。だから
皆そこで曲がって一気にその坂を
駆け登りたがるのだ。だけど
おまえはそこで曲がってはならない。
まっすぐ続いているこの道を
ゆっくり歩いて行くのだ」

「二つ目の角を曲がると
おまえのことだからきっと無理をして
疲れと悔いを残してしまうことだろう。
おまえのその性急な性格には一気ではなく
まっすぐゆっくりが一番合っているのだ。
そこが正解なのだ。遠回りなようだが
おまえにとってはそれが一番の近道なのだ」

というわけで
ぼくは今ここにいる。



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