今年のオールスター戦は盛り上がらない。
イチローや新庄といったスターがいなくなったせいもあるが、マスコミが既成のスターばかりを追っているというのも、一つの原因だと思っている。
既成のスターというのは、巨人の松井や近鉄の中村など、マスコミが必要以上に騒ぎ立てる選手だ。
他の選手は、こういった既成スター選手の添え物に過ぎない。
カメラはいつもこの二人を追っているし、何のことはない場面なのに「さて、ここで松井の登場です」などと言うし、本当にどうかしている。
「中村はこの時期に、もうホームランを30本近く打っているんですからねえ」と言いながら、カブレラやローズを引き合いに出すものの、中村より多くホームランを打っているダイエー小久保の名前は出さない。
彼らにとって小久保は既成のスターじゃないし、彼らのイメージするホームラン王ではない選手だから、添え物以下の扱いにしかしなかったのだろう。
今日はともかく、昨日は「どこの球場でやっているんだ!?」という気持ちにさえなった。
パリーグの投票数一位の城島のインタビューすらないし。
シアトルを見習え!
プロ野球の人気が落ちた原因のひとつに、マスコミというのもあるんじゃないだろうか!?
去年の日本シリーズでマスコミは、ホークスを「日本の敵」扱いしており、テレビの解説はセリーグ関係の人間ばかりを起用していた。
福岡では、テレビを見ながら地元のラジオ中継を聴くという現象が起きた。
つまり、テレビの音を消していたわけだ。
巨人一辺倒のテレビ放送に怒りを感じていたからだ。
おまけに負けるし、去年ほど面白くない日本シリーズはなかった。
とにかくマスコミがこういうことをやっていると、選手もファンも面白くない。
それで、メジャーリーグに目を向けることになる。
ところが、メジャーに目を向けさせているのもマスコミなのだ。
いいかげんにしろ!
いったいおまえたちは、プロ野球をどうしたいんだ!?