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日本の安全を考える ― これで日本は安心だ

テロ事件の起こったアメリカを尻目に、日本人は安穏とした生活を送っている。
しかし、ここでもし、第三国からの攻撃があったらどうするんだろうか?
もちろん今の法律では、自衛隊を思うように動かせない。
仮に動かせたとしても、実戦を積んでない自衛隊に勝ち目は少ない。
なら、どうする?
このまま手をこまねいて、侵攻を許してもいいのだろうか?

そこで今日は、日本の安全対策について考えることにする。
日本は四方を海に囲まれた国である。
第三国が侵入してくる場所は、空と海しかない。
自衛隊が使えない以上、国民の手でこれを守らなければならない。

まず空からの攻撃に備えてだが、これには携帯電話を使う。
敵国の戦闘機やミサイルの攻撃の日時を、霊能者や超能力者や占い師や競馬等の予想屋に予想してもらう。
それらの人の予想が一致した日時に、GLAY・モー娘・ジャニーズ系などのコンサートや日本シリーズなどメジャーなイベントのチケットを、全国一斉で予約開始するのだ。
これは、iモードなどの携帯電話のみの受付けにすることが絶対条件である。そうしないと意味がなくなる。
敵の攻撃開始とともにチケット予約を開始した日本の空を、電磁波が覆う。
戦闘機の計器やミサイルのセンサーは当然狂いっぱなしになる。
そして、海の藻屑と成り果てるのだ。
空の攻撃に関しては、予想さえ外れなかったらまず大丈夫。
そのためにも、優秀な予想屋を育てなければならない。

次に海からの侵入だが、これは大丈夫だ。
毎日毎日、その日のために夜中に猛特訓している人たちがいる。
行動は素早いし、乱闘にも慣れている。
いつも命を張っているので度胸も据わっている。
こんなありがたい人たちが、今の日本にはいるのだ。
その人たちとは?
そう、暴走族の兄ちゃんである。
兄ちゃんたちは、毎日海に行くぐらいだから、よっぽど海が好きなのだ。
その好きな海を荒らす人間がいたら、ただではおかないだろう。
角材や鉄パイプやチェーンを持って、速攻海に向かう。
その際、沿道の人は旗を振って、拍手で送らなければならない。
そうすれば、兄ちゃんたちの力は何十倍にもなるだろう。
兄ちゃんたちのレベルアップを図るためにも、警察はもっと彼らを鍛え上げてやらなければならない。

あとは外交問題であるが、これはタクシーの事故係に任せよう。
交渉事はお手の物である。
うまくいけば、国民すべての休業補償も確保できる。
手締めは、やくざにさせればいい。

うん、これで日本は安心だ。