なんとか、ハードディスクの交換は終わった。
別に「やったー!」なんて思わない。
容量さえ考えなかったら、何も変わってない。
ただ、昼寝もせずにやったから、結局は睡眠時間が1時間半だった、というだけのことだ。
眠たい。
昼から銀行に行った。
そういえば、銀行は午前中に済まそう、という計画だった。
それも、寝不足から来る無気力から、もろくも崩れてしまった。
ジーンズがほころんでいる。
「これでいいや」と思って外に出たが、歩いているうちに、さらにひどくなった。
ほころびが太ももの周りを半周している。
一周するのは時間の問題だ。
それは今日かもしれない。
引き返して、履き替えた。
行きはJRを使った。
帰りは歩いて帰った。
天気はよかったようだ。
しかし、空は黄色く見えた。
これもまた寝不足のせいだろう。
そういえば、ジョンレノンの詩だったと思う。
「空が黄色く見えた」というのがあった。
あれは何という歌だったろうか。
たしか「レット・イット・ビー」の中の歌だったと思うが。
歩いて帰る途中、手に何滴かの水がかかった。。
エアコンの水かなと思って周りを見ると、それらしきものもない。
雨かなと思って空を見ると、晴れている。
雲は出ているのだが、青空が透けて見えるほど薄い雲だ。
そのうち、パラパラと降り出した。
しかし、空はさっきと変わらない。
「そうか、狐の嫁入りか。
それで、空が黄色かったのか」
寝不足は、魔物をも信じさせる力がある。
今日のダイエー・西武戦。
北九州市民球場であった。
4回途中から雨が降り出した。
雨脚は見る見る強くなった。
そのうち雷も鳴り出した。
激しい音、鋭い閃光!
窓の外と、テレビの画面が同時に光る。
初めて見る光景だ。
これも魔物の仕業か。
寝不足はさらに祟る。
風呂の中で寝てしまった。
ちょっと目を閉じると眠ってしまう。
ハッと気づいて目を開ける。
時間にしてどのくらいだろうか。
その間いちいち夢を見る。
けっこう長編ものだ。
ここまで書いて限界を知る。
「起きていても、何の役にも立たない男です」
ということで、寝た。
午後11時50分だった。