昼間、クレームで他の店に商品を取りに行かなければならなかった。
何の気無しに店を出たのだが、外に出たとたん、鼻に痛みが走った。
寒さのせいである。
普段の寒さと全然違うのだ。
おまけに雪も舞っている。
途中国道の電光掲示板を見ると、気温は3度になっていた。
地球温暖化だの何だの言っているが、やはりこの時期は寒い。
夜、家に帰る時にも雪が舞っていた。
車を降りて慌てて家に駆け込み、すぐに風呂に入った。
が、それほど熱い湯ではないのに、体が冷え切っていたせいで、かなり熱く感じた。
で、今現在は、と外を覗いてみると、うっすらと雪が積もり始めている。
明日も仕事だというのに、この調子で雪が積もったら、JRで行く羽目になるだろう。
この寒い中を、JRの駅まで歩いていくのは辛い。
何度も日記に書いているが、ぼくは寒いのが全くだめである。
以前、休みの日は、よほどのことがない限り外に出なかった。
だから、ウィンタースポーツなんてぼくには縁がない。
一度だけスキーに誘われたことがあるが、「誰が寒いところなんか行くか!」と断った。
それ以来、ぼくはスケートにも誘われなくなった。
十数年前のこと。
寒いのを押して遠出したことがある。
一泊二日で南阿蘇の温泉に行ったのだが、その日は、その冬一番の寒い日だった。
旅館に着いてから、露天風呂に入っては酒を飲み、酒を飲んでは露天風呂に入り、その繰り返しだった。
そのせいで風邪を引いてしまい、帰る時には熱が出た。
が、それから温泉が病みつきになってしまった。
それ以来、いくら寒かろうと、温泉にだけは行っている。
いや、寒いからこそ、温泉に行きたくなるのである。
別府、湯布院、九重、黒川、阿蘇、雲仙など九州には全国区の温泉がいくつもある。
しかも、そういうところに日帰りで行ける場所にぼくは住んでいる。
昨年は温泉に行く機会がなかったから、今年はどうしても行きたいと思っている。
どうしても行けない場合は、近くの天然温泉でもいい。
実は、今日も車を運転しながら、寒い、雪、温泉、露天風呂、酒とぼくは連想していた。
ちょうど、温泉につかって酒を飲んでいる自分を想像している時に、信号無視をしてしまった。
車が来なかったのと、警察がいなかったのとで、運良く命拾いした。
温泉というと、どうしても思い出す句がある。
『ちんぽこも おそそも湧いて あふれる湯』
前に日記にも書いた(2001年3月20日)が、種田山頭火の句である。
ちんぽこやおそそはどうでもいいが、どんどん熱い湯があふれてくるのが目に浮かぶじゃないか。
今とてつもなく温泉に入りたい。