先日、強烈な歌を登録すると書いたが、一昨日からその歌の録音を開始した。
ラジカセやMDでラフに録音するのは、5,6年ほど前までやっいた。
が、専用の機械を使っての録音は、実に15年ぶりのことである。
例の『生活習慣改善フォローアップ健診』から帰ってきて、パソコンの置いてある部屋(書斎と呼んでいる)に、録音機材をいっぱいに広げ、「さあ、開始しよう」とスイッチを入れた。
そこまではよかった、が、どうもうまくいかない。
録音機材はちょっと前に買ったやつを使っているのだが、実はこの機械、使ったことが一度しかないのだ。
そのため操作をまったく忘れてしまっている。
そこで取扱説明書を取り出し、説明を見ながらの録音となってしまった。
録音はただでさえ疲れるのに、説明書を見ながらとなると、なおさらである。
まあ、録音と言っても、別に難しいものを録音するわけではない。
あくまでもギター1本で弾き語るのが基本で、あとは申し訳程度に間奏を入れるくらいのものである。
しかし、それが機械以上にうまくいかないのだ。
とにかく、長年やってないもんで、どうもイメージ通りにいかない。
どこがイメージ通りではないかというと、まず、声の質が変わってしまったために、マイクを通した声が今までと違うということがあげられる。
そのため、違和感を感じてしまい、そこに気を取られてうまく録音出来ないのだ。
また、ここ10数年間、カラオケばかり歌ってきたせいで、いつしかカラオケ的な歌い方になってしまっているのだ。
そのため、ギターと歌との掛け合いがうまくいかない。
さらに、普段声を出していないため、息が続かなくなってしまっている。
そのくせ、無理して息を続かせようと頑張るために、声がとぎれとぎれになったり、声が裏返ったりしてしまうのだ。
やはり15年のブランクは大きい。
それに加えて、あまりやったことのない多重録音をしようとしている。
ということで、今回の録音にはどうも無理があるようだ。
早く録音して、早く休みたいので、気も焦っている。
しかし、今のぼくには、これ以上の技術は望めないから、ほどほどのところでやめることにしよう。
うまくいかなかったら、15年前の録音を上げてもいいし。
次の曲を聴かれる方へ一言。
「次の曲は、音の良さも望めないし、それをカバーする技術も望めません。したがって、次の曲は、しろげしんたのいい加減さを楽しむようにして下さい。 以上」