頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

異物感(3)

ここでようやく気がついた。
その目薬は、緩和されたような気にさせる薬で、決して症状を治す薬ではないということを。
「やはりアイボンしかない」と、ぼくは再び薬局に行き、アイボンを探した。
ところが、困ったことになった。
アイボンにはいろいろ種類があるのだ。
どれがいいのかわからない。
ぼくがそこで佇んでいると、パートさんがやってきた。
アイボン? また、目が悪くなったんやね」
「うん」
「あらー、充血しとるやないね」
「さっきまで、充血はしてなかったんやけどねえ」
アイボンなんかじゃだめ。抗菌目薬じゃないと」
「でも、ずっと以前こんなふうになった時、アイボンで治ったよ」
「でも、治りが遅かったやろ?」
「そう言われてみれば…」
「ほら、4月頃だったか、眼帯といっしょに目薬買ったよねえ。あれ、まだある?」
そういえば、今年の4月にまぶたが腫れたことがあった。(4月17日~19日の日記参照)
そうだった。その時抗菌目薬を買っていたのだ。
「確か家にあると思うけど」
「それなら、それ使ったらいい。わざわざ買うことないよ」
「そうやね。じゃあ買わん」

とは言ったものの、帰るまでにまだ時間はかなりある。
「やはりアイボンを買っておくか」
とは思ったが、パートさんに「買わん」宣言をした建て前上、買うわけにはいかない。
仕方なく、朝方買った目薬で「緩和された気分」に浸ることにした。

家に帰ったのは午後10時を回っていた。
鏡を見ると、目は真っ赤になっている。
それに伴ってか、かなり痛い。
ぼくはさっそくすぐに手を洗い、抗菌目薬を差した。
しみる。
しばらく目を閉じていた。
3分ほどして、痛みが引いたような感触があったので、目を開け再び鏡をのぞき込んだ。
相変わらず、目は真っ赤である。
「抗菌目薬でもだめか」
と、諦めかけた時だった。
まぶたの奥で、朝から居座っているコロコロが動いた。
動くというよりは、暴れ回っているように感じる。
それがだんだん大きくなっているような気さえする。
その状態が1分ほど続いた後、コロコロが目に刺さるような感触があった。
「痛いっ!」
そうぼくが叫んだ時だった。
目から何かが落ちたような気がした。
それ以降コロコロはなくなり、それに伴って痛みも消え失せた。

【4】
「いったい何が原因だったんだろう?」
前日千石峡や皿倉山に行ったのだが、その時に流れた汗が目に入った記憶もないし、目をこすった覚えもない。
木陰を歩いたものの、途中で雨が降ったわけでもない。
まったくわけがわからない。
とはいえ、思い当たる節がないことはない。
それは、カーエアコンの風である。
普通通りにルーバーを上に向けていたのだが、なぜかその日はやたら風が目に当たった。
何度上を向けても、結果は同じだった。
もしかしたら、エアコン内にこびりついていた菌がエアコンの風で飛ばされて、ぼくの目に入ったのかもしれない。

【5】
さて、コロコロがなくなってから、ぼくは日記を書き始めたわけだが、まさか書き終わるまでに、3日も要するとは思わなかった。
この件に関して書くのは、もううんざりである。