頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

イーグルス福岡公演当日

現在午後11時40分である。
ようやく福岡から帰ってきた。
コンサートは予定通り10時頃に終わったのだが、そのまま帰っても渋滞にあうのは必至と思い、ドームで食事をとることにした。
そこで40分ほど過ごし、それから駐車場に行った。

当初、近くにある放送局に車を駐める予定だった。
ところが、百道浜のインターを降りたところで急きょ気が変った。
別に何の意図もない。
ただ、放送局に行くには右折車線に入らなければならないのだが、それが面倒になって、左折車線のまま進んでいき、そのままドームに向かったのだ。
ところが、手前の福岡3点セットの一つであるシーホークホテルに、ドーム駐車場満車のマークが出ている。
『やっぱり右折したほうがよかったか』と思ったが、あとの祭りだった。
仕方なくドーム駐車場の入口まで行ってみると、そこに係員が立っていた。
そこでぼくは「もうだめですか?」と聞いてみた。
すると係員は「いや、いいですよ」と言う。
そういうことで、ドームの駐車場に駐めたのだった。

コンサートが終わってから40分たっているので、すでに駐車場はガラガラだった。
おかげで、すんなりとドームの外に出ることが出来た。
百道インターまでちょっとした渋滞はあったものの、致命傷にはならなかった。
何とか1時間以内、日付の変る前に帰ってこれたのだった。

さて、コンサートの方だが、かなりの曲数をこなしていた。
それなりによかったのだが、何と言ってもアンコール3曲が感動ものだった。
メンバーがステージを降りたあと、しばらくしてトランペットの独奏が始まった。
トランペットが終わる頃、12弦ギターの登場である。
ここでどっと沸いた。
そして、有名なあのイントロが始まった。
ホテル・カリフォルニア』である。

曲が終わると、再びメンバーはステージを降りる。
再びアンコールの催促だ。
嫁ブーは気が短いせいか、「こんなことせんでも、出てくるのにねえ」と怒っていた。
そのくせ、拍手には参加していた。
相変わらずである。

アンコール2曲目が始まった。
『テイク・イット・イージー』だ。
そして最後、イントロが始まると総立ちのアリーナ会場が最高の盛り上がりを見せた。
『ならず者(Desperado)』である。
この歌を聴きながら、ぼくは、蓮池薫さんが北朝鮮に拉致されていた時、一人でこっそりとこの歌を聴いていたという話を思い出し、ちょっと涙ぐんでしまった。

3時間近くの熱演、最高のステージだった。
観客はみな満足した表情で、アリーナをあとにした。

ところで、やんぽう通信にも書いたが、さすがに70年代を代表するバンドである。
客層の多くは年配者だった。
そのせいか、最初から総立ちにはならなかった。
みな比較的静かに聴いていたのだ。
ところが、2部に入ってから、ぼちぼち立ち上がる人が出てきた。
彼らは派手に手を叩いたり踊ったりしていた。
会場は薄暗く最初はよくわからなかったのだが、ライトがこちらを照らすたびに、その立ち上がっている人のいくつかの頭が反応している。
そう、それは、ハゲ頭の親父がロックで踊っている姿だった。
それを見てぼくは、時の流れと、何とも説明のつかない悲哀さを感じたものだった。