昨日長谷観音の食堂に行った時に、左のような写真を撮った。食堂の裏が田んぼになっているのだ。
食事中、カエルの鳴き声が聞こえて、実にのどかだった。
少し前までは、ぼくの家の近くにも、こんな田んぼがあった。
しかし、気がつけばそのへん一帯は宅地に変わり、こういう田んぼを見るためには、車を走らせて市外に行かなければならない。
そういえば、昔は田んぼがある場所を、単に『田舎』と呼んでいた。
高校に入った頃、小学校の周りに田んぼがあるという理由だけで、ぼくは『田舎者』呼ばわりをされていたものだ。
だけど、そのことについてぼくは反論できなかった。
なぜなら、ぼくも『田んぼ』=『田舎』と思っていたからだ。
しかし、「これはおかしい」と最近思うようになった。
考えてみると、田んぼというのは米の生産工場なのである。
そこには先人の叡智が集結し、様々なハイテク技術が駆使されている。
そこを『田舎』と呼ぶのは、あまりにも失礼だろう。