11月に入ってから、胃が痛かったり、背中が痛かったり、便通が悪かったりと、あまり体調が優れなかった。
ところが、先週の土曜日に、そういったことがぱったりと止んで、実に爽快な気分になった。
翌日曜日も朝から調子がよかった。
「ようやく治った。体調の悪さは、きっと季節の変わり目だったからだろう」と思っていた。
昼頃だっただろうか。
タバコを吸いに外に出たときだった。
突然、のどにピリッという痛みを覚えた。
それと同時に咳が出た。
最初はタバコのせいかと思った。
だが、どうもそうではないようだ。
のどにピリッとくる痛さは、ぼくの場合、風邪を引いたときの痛さなのである。
しかし、何で前触れもなく突然に風邪を引いたのだろう。
だいたい、ぼく風邪の進行は順序が決まっている。
まずのどが痛くなり、次に鼻がつまる。
それから熱が出て、最後に咳が出る。
ところが、今回はのどの痛みと咳込みが同時にきたのだ。
途中の鼻づまりや発熱はまったくなかった。
つまり、最初と最後の症状が一度にきたわけである。
まあ、そういうこともあって、最初は一時的なものだろうと思い、あまり気にはしてなかった。
ところが、日を追って、のどの荒れは酷くなり、咳き込みは激しくなるばかりである。
この間の火曜日は、当初床屋と銀行に行く予定にしていたのだが、それらをすべてキャンセルした。
ウソウソと外を出歩いたりすると、風邪が酷くなると思ったからである。
そういうことを、すべて次の休み、つまり明日金曜日に延期し、その日は、家で養生することにした。
しかし、風邪は相変わらず酷くなるばかりである。
この調子だと、おそらく明日も外には出られないだろう。
しかし、突然引いたと思われるこの風邪も、よくよく考えてみたら、思い当たる節がないでもない。
冒頭に書いた、今月に入ってからの体調の悪さである。
案外その体調の悪さが、実は風邪の初期症状だったのかもしれないのだ。
ということは、けっこう長い期間、風邪を引いていることになる。
実に3週間以上だ。
これまで生きてきて、こんなに長く風邪を引いたことはない。
地道な生活改善のおかげで、せっかく寝不足が解消されつつあるというのに、このまま風邪が長引くとなると、咳き込みなどで再び寝不足になってしまう恐れがある。
早いうちにこの風邪を何とかしないと、健康診断の再検査で、またしてもD判定を受けてしまう。