『空を翔べ!』
漠然と思い浮かべてた 大切な一日が
今日風に乗って おれのもとにやって来た
空には大きな雲が
雨はおれを叩きつける
悪いことを考えている
出来るんだ
空を翔べ!
運命の一日だと 誰かが言った
おれの人生は今日に かかっているんだ
今までやってきたことは
すべて正しいと信じるんだ
決して逃げ出してはいけない
前を向け
空を翔べ!
今日がうまくいけば 何が始まるんだろう?
そんなことが頭の中を ぐるぐると回っている
時間は刻々と迫っている
おれの出番は間近だ
大丈夫だ
空を翔べ!
幼い頃から 今日という一日が
どんなに大切な日か わかっていたんだ
弱虫なんか吹き飛ばせ
過去のことは忘れてしまえ
将来(さき)のことは考えるな
いけ!チャンスだ
空を翔べ!
これまでも『歌エッセイ』なるものを何度か書いているのだが、それをもっと強固なものにしようと試行錯誤している。
ポッドキャストがブームとなり、いろいろなところで「しゃべるブログ」みたいなものにお目にかかる。
出来うればぼくもこの方式をとりたいと思っているのだが、何せしゃべりがだめである。
ということで、ぼくの唯一の武器である歌を、うまくエッセイに取り込んで展開していこうとやっているのだ。
さて、その際に必要になるのは音源であるが、手持ちの音源というのは、これまで『歌のおにいさん』や『プレイヤーズ王国』などで公開した35曲しかない。
真剣に歌エッセイをやるのなら、ぼくが今まで作ってきた200曲余りのオリジナルをすべてとまで言わないが、もう少し欲しいところだ。
そこで、新たに録音しようと何度か試みてみた。
だが、今回の転勤騒ぎで、どうも気が乗らないのだ。
このままだと、ぼくの性格からして、歌エッセイという企画自体が没になってしまう恐れがある。
「何とかしなくては」と考えた末、「とにかく歌は後回しにして、まずサーバー作りから始めよう」という結論に達した。
というわけで、現在いくつかのサーバーを借りて、歌エッセイの実験をやっている。
ところで、何でこんなことに必死になっているのかというと、それは10月に占い師に言われたことに起因する。
「三本の柱を立てて展開していけば、飛躍できる」と言われたのだ。
その時は『三本の柱』と言われても、何のことかピンと来なかったが、考えていくうちに、それは『歌』と『詩』と『エッセイ』だと解釈するようになった。
それで、ようやく落ち着いたのだが、さて、どう展開していこうということになった。
詩やエッセイはブログでもやっているし、たまには投稿もやっている。
ところが、歌に関してはプレイヤーズ王国で自作曲を公開する以外、何も活動をやっていないのだ。
そこで歌を使って何か出来ないかと考えた。
その結果が、歌エッセイである。
これでようやく方針は固まった。
その三本柱をより明確にするために、それぞれのペンネームも考えた。
エッセイは今まで通り『しろげしんた』、歌は『皆岡伸太』である。
そして『詩』のほうは、20代の頃に投稿用に使っていた『山原ほうぼう』という名前を使うことにした。
さあ、準備は整ったわけだ。
心地よく空を翔ばせてもらおうじゃないか。