今やっている仕事というのが、いわゆる肉体労働で、いつも重たい物をトラックに積んだり降ろしたりしている。
そのせいで、かなり筋肉がついている。
いい感じに脂肪も絞れているようだ。
まあ、給料が減ったり、そこの人たちの話についていけずに居場所がなかったりと、いくつかのマイナス面もあるのだが、健康面に関してはプラスになっているようだ。
その中でひとつ気づいたことがある。
それは、そういうことを繰り返しているうちに、いつの間にか握力がつたということだ。
おそらく、今、腕相撲をやったら強いだろう。
まあ、それは置いとくとして、そのおかげでギターを押さえるのが楽になったのだ。
『還暦デビュー』をするかどうかは別として、これはギターを弾くのが趣味であるぼくにとっては、非常に都合がいいことである。
もし『還暦デビュー』をするとしたら、これは一歩前進ということになるだろう。
そういえば、昨日、みんなの話の輪の中に入っていけないというようなことを書いたが、これも考えようによっては、その間自分の時間が持てるということだ。
そういえば、この間、その時間に曲が浮かんできた。
これも『還暦デビュー』に向けては一歩前進になるのか。
また、今の職場は、朝8時半から夕方5時までの勤務なのだが、朝8時半に出勤するためには、早起きして家を出ないとならない。
早起き、これが苦痛である。
しかしこれも考えようで、その分早く帰れるのだから、早く帰った分自分の好きなことに時間を充てられるわけだ。
ぼくは今、その時間をギターの練習に充てている。
ということは、これも『還暦デビュー』にむけて一歩前進ということになる。
他にも、いくつかプラスに考えれば、一歩前進と考えられることがあるのだが、もしかしたら、運命は本当にぼくを『還暦デビュー』させようとしているのではないのだろうか。
そう考えれば、そう考えられなくないこともない。
「人は自分が思い描く通りの人になる」とよく言われているが、そう思うこと自体が一歩前進しているのだろう。
しかし、何度も言うようだが、デビューが還暦では遅いのだ。
せめて50歳までに何とかしてくれんかなあ…。