その神社にお参りしだしてから、もう半年になる。願掛けすることがあって行ったのが最初で、そのうち行かないと落ち着かなくなり、今では行くのが日課になっている。
一ヶ月前ぐらいだったろうか、お参りを終えて帰ろうとすると、突然後ろの方から、
「明日も来いよ」
という声が聞こえた。びっくりして振り向くと、木々が揺れてサワサワと鳴っていた。
『ああ、ここの神様は、いつも気にかけてくれたんだ』
それ以来神様とぼくは友だちになった。ぼくが語りかけると神様は、神殿の奥から幽かな風を吹かせ、応えてくれている。